中学三年 進学懇談会終了

2016年11月08日

11月5日(土)~7日(月)にかけて、四期生の進学懇談会を実施した。例年通り、今回は生徒、保護者と一緒に三者懇談を行った。

数日前まで私は数十年にわたるこの仕事を続けたことで、目をつぶってもできるかのごとく粗い仕事の仕方であった。

がある卒業生のプレゼントで目が覚めたのは前回のブログで書いた通りである。

 

懇談前の2、3日、データーと自分の考えを整理した。気がつけば朝の薄明かりになった・・・でも心は決して疲れることはなかった。

やっぱりこの一瞬が塾講の醍醐味である。(やっぱりこの仕事が自分にとって大事なことが再確認された)

 

他人の人生に口出しを出す以上、私自身の言葉に責任を持たなければならない。

そのためにも自分が考えれるすべてのデータを見比べ思考する。

後悔などぜったいしてたまるか・・・塾の先生である以上小さな芽でもなんとか大きくなれないか、その可能性を考える。

それを支えるデーターを探す・・・

 

終わってみて思う・・保護者の方々が生徒に託す想い・・・心がまだまだ弱い生徒が、現実という見たり触ったりできない物への不安をなんとか乗り切ろうとする勇気を・・・

 

私も現実を少しずつ・・・少しずつ受け入れる・・・

 

そんな土曜日、前のブログを読んで、私の不穏な雰囲気を察し、一人の卒業生が塾に現れた・・・

手には缶コーヒー数本と、リポビタンD数本・・・

懇談中のため、一言、二言で去っていったが、去り際に『先生、変わりませんね・・・』と帰っていった。


いまから7、8年前の卒業生で、英語が得意だが数学がからっしきダメで、よく日曜日に呼び出し補習授業をしていた奴である・・・

 

私の一生懸命は時に生徒、保護者から見れば鬱陶しいこともあるであろう・・・が、私にはこれしかないのである。

なかにはこうして、ふと顔を見せに来てくれる奴もいる・・・

その時は憎まれ口しか出なかったのは照れくさかったのである・・・。

 

「ありがとね・・・ちょっと心配してくれたんだね・・・でも大丈夫!目は覚めたから・・・本当にありがとね_(._.)_」

 

さあ、期末対策も始まった。まだまだ私の旅は続く・・・(^^ゞ