ウルトラへの道Ⅱ⑨~想い~
さて、今年の夏はそれほど暑くはならないと、何処ぞの気象予報士の言葉を憎々しく思いだされるほどに痛みを覚える暑い日が続く今日この頃です。
三期生たる中学三年生も、吹奏楽部、水泳部を残すほかはクラブ活動も終了をむかえ、生徒達は受験体制へと一歩舵をとらざる得ない時期となりました。
さて、私の指導科目の数学・社会でありますが、この夏の前半は社会を捨てて、数学に重きを置いております。
しかし、いくら指導をしても、生徒達が繰り広げる『うっかりミス』たる病気の進行を食い止める手段が尽きたため、ついに必殺技を使うようになった。
たいして難しいことではない・・・
静かに、真顔で生徒を見、こうささやく
『こんなミスを平気でいる子は、合格することは出来ない。残念だが・・・ 』と
技術を伝えることは私の仕事である。が、それを注意深く実践してこそのものである。注意力散漫、同じミスを繰り返す子に手助けすることを止めた。昨日も、何人の生徒にも実践し、生徒からは
『最低!<(`^´)>』『ひどい・・(T_T)』とおほめの言葉を賜った。
誰一人、今年こそ最後の最後の公立受験において、不合格者を出させない・・・
二期生の何人かに流させた涙は来春に誰一人味あわせてなるものか・・・
そのためにも、今泣け!今叫べ!。
たとえ、憎まれようが、私の想いはぶれない・・・
さて、では私個人はというと、
試合まで、残り50日を切った。しかし体はなかなか仕上がらない。この暑さに心が折れる時もある・・・
残り371キロ・・・寂いしいが、私を鼓舞するのは私しかいない・・・。
生徒達はいずれ大人になり、そして気付くであろう
彼らの周りにいた大人がどれほどの『想い』で彼らを叱咤していたか。
怒ってくれる人がいる時には見えてこないことも、それが消えた時、見えてくる風景がある。
私自身に対しても、生徒に対しても、私の『想い』は揺るがない<(_ _)>
そして、この水曜日・・・
病と闘う人に対しての想いも変わらない・・・