ウルトラへの道Ⅱ③~ミス~

2015年04月26日

 生徒から苦情も出ていた、小さな教室のエアコン(臭い・・・)
買って3年目、家電とすればあまりにも耐久性がない、昨年は2年目にして業者にクリーニングまでおこなっておるのに・・・
この時期、特に花粉、ハウスダストによる目のかゆみで本人の勉強に対する気持ちが阻害されてしまい、こちらとすれば何とか打開策を考えてきた・・・

万策尽きたため、メーカの修理を受けた。私は電気機械の修理を眺めるのが好きである。とても自分では分解できない精密機械たちが、目の前でばらばらにされていく・・・エアコンとはいえ、その部品数は驚くほどである。
結局、本体よりも、設置した際の配管の取り回し部分に問題があり、汚れたほこりなどを出す配管が詰まった状態であったことが分かった。メーカーが消費者に対してこれはと思う製品にも、思わぬミスでこのように故障することもある。

生徒も同様である。何度もお帰りテストで同じ問題で間違いを持ってくる。
指導しようとすると『いい!やり直すから。』ととりつく暇もなく与えず席に戻る・・・
それが10回近く続く中、その生徒から大きなため息がとどいてきた・・・
その悪い流れに私が久しぶりに噴火してしまった!
『私がいつ、こんな解き方を指導しましたか!人の言うことを聞かずに勝手な方法で計算しているなら、何度もってきても一緒!その都度「ボケ!やり直せ」と叫び続けてやる。間違い続けろ(-_-メ)』
人の気持ちは機械と比較できないほど、緻密でそして『うつろい』やすい・・・計算力は数学の基本である。だからこそ、正確性が命である。そのために指導する側は、絶対にミスをしない解き方を指導し、その際の手間を惜しむことを悪習と諭す。
その子は目から汗を流しながら、その一問を正確に解き、帰っていった・・・

ミスは必ずある。が、我々指導者を名乗る以上、そのミスを絶対に無くす手札を生徒につきつけ、これを体感させる。私は何度も書くがたぶん少なくとも奈良県の塾講の中では頭が悪い方から数えて数番目である(T_T)。だからこそ、ミスをしないようにするための細心の解き方を自らあみだしてきた。その方法を伝授している。生徒ともに成長するとはこのことではないかと、最近とみに思う。


さて、ウルトラの方もまだまだである。なにせ、体が重い!大好きな飲酒も週末のみに限定し、体を絞るようにしているが、それでも重い。しかし、この季節のトレーニングは川辺に広がる菜の花の風景を見るだけで和めるのが良い・・・(^o^)
残り874㎞・・・まだまだ私の修行も続く・・・<(_ _)>