パターン化
新中二英語の授業の進捗状況。
新中二の授業三回目。
この春にどうしてもおさえておかなければならないことは一般動詞の現在形と過去形です。
一般動詞の英文を疑問文、否定文にせよ、という設問の場合。
①その文が現在形か過去形かを判断する。
②現在形なら主語が三人称単数であるかどうかに注意し、過去形なら規則変化動詞か不規則変化動詞かに注意。
③それぞれに応じた疑問文、否定文を的確に作る。
パターン化すればたったこれだけです。
しか--し。
中二Bクラス、大混乱中。僕もなんでこんなことがわからないのか、と途方にくれたりは・・・全くしません!
なぜなら、「英語わからへん」という生徒の場合、理由もまた二つ。
①あまりにも単語力がない。実際動詞かどうかさえわからなければできるわけがありません。これは地道に単語テストを繰り返して覚えていくしかありません。実はこれを習慣化できるように管理してあげることが一番難しいのです。絶対手は抜かせません。
②中学一年生の1年間、全くといっていいほど英語をパターン化して考えたことがない。
一文一文違う英文を、ある条件を切り口とし、単純化して捉える。この思考練習が決定的に足りない。一年生の間は、ある意味力技で覚えてきた文法も、二年生になるとこのパターン化が苦痛なくできるように訓練しないとんどんわからなくなっていきます。受験に必要な基本的文法の実に八割は二年生の間に習うのですから。
英語が得意だと思っている生徒でも、時制に関する知識の構造化には一定程度の混乱がつきものです。ここで、いわゆる「出来る子」はこの混乱を放置せずにパターン化して整理する練習が出来る生徒です。「わからない子」はこの混乱を放置したまま、次々と新しく習う事項を積み重ねていこうとします。結果としてますますわからなくなってしまう。
しかし、混迷の程度にかかわらず、新二年生の今からならまだ間に合います。ここは徹底的にやるぞ。
あすも明後日も補習だ!