運動会

2014年10月01日

授業終了後、外の終いごとをするついでにちょっと立ち話。
中三生徒、
「足の裏痛い、足の皮むけた。」
驚いて、
「ええっ!?なんでまた・・・」
「運動会のリレーの予行演習でマジになって裸足で走った。」
「ぎゃははは!!それは予行演習でやったらあかんのとちゃうか!やるなら本番でやろ。」
「まさかこんなことになるとは・・・」
「本番は靴履いて走らなしゃあないな。」
「まあがんばりますわ。」
他の生徒、
「ほんまやで、本番がんばってもらわなクラスの勝利がかかっとんで。」

中学校も運動会シーズンです。
こんな話を聞くと心から「ああ、いいなあ。」と思います。
まだ学校は充分子供の成長にしっかり機能していると思えるからかもしれません。
しかし、何よりもみんな人生楽しんでるなあ、と感じられることが大きいのでしょう。

ちょっと笑える失敗もありますが、確実に彼らはこのイベントに心が沸き立っています。
中間テストもある、実力テストも、そして受験も。鬱々としたことが目白押しです。
しかしそれはそれ。
今はこの瞬間を楽しむ。今にワクワクする。これは子供達にとっても、そして僕たちにとってもとても大切なことだと思います。

9月の五ッ木の結果が帰ってきました。全体としてはまだまだこれから鍛えていかないと、と思えるものでした。
しかし。
眉間に皺寄せて深刻に日々を送るのは不幸なことだし、なによりもつまらない。
運動会に気分が高揚する。
そんなことがあるからこそ、私たちの日々は意味のあるものになるに違いありません。

今年の中三、勉強面でもきっとやってくれると信じられる日でした。

明日はあいにく雨で順延かもしれませんが、運動会が彼らにとって特別な日になりますように。