平成三十年 夏前半を終えて ~覚悟を示せ~

2018年08月11日

前回のブログを書いて以来一ヶ月の時が過ぎ去っていた・・・

自分に対して『覚悟を示せ』と記した日から、予想を上回る荒波に精神力と体力は底をつきかけてしまったこともあった・・

 

田舎の一人暮らしの父が倒れたことで、週末には授業を終えた足で深夜バスに乗り込み帰省する。

父の状態を主治医と相談をする。

病床の父を見舞いまた奈良に戻り、その足で授業を行う・・・

父の状態は改善の方向にはむかず、私と弟はさすがに疲弊していった・・・

そんな中、主治医の先生からの提案をうけた。父を知り合いの先生がいる奈良の病院に転院させてはどうかという案である。

父の病状がこれ以上進行すれば移動は困難となる。この時しか期はない。

私と弟はレンタカーを借り、後部座席に父を寝かせ、日中を避け深夜の高速を走り続け、無事奈良に連れてくることができた・・・

 

父は奈良に連れてきて、母の霊園にも近くにいることで状態は安定し、へらず愚痴もでるまでになった。

取れなかった食事も半分以上たべれるようになった。

正直私自身もホッとしている今日である。

父と私は決して良好な関係ではない。が、それでも最後の肉親である。

母のあまりにも早い旅立ちに、何もできなかったた自分を憎み、恥じたようなことにはしたくない・・・

 

7月の記憶がほとんど混濁している私である。

そんな私であるが、教室の中だけでは『覚悟』は示し続けた自覚だけはある。

どんな状態でもこの一コマの授業に伝えたいことを盛り込み、全精力で教え続けたことだけは事実である。

 

こんなプライベートのことを書くつもりはなかった。

が、私の『覚悟』をみていただき、特に受験生たる六期生にこの夏を踏ん張ってもらいたい気持ちで書くことにした。

 

人は個々に問題を抱えて生きている。見てみないふりをしても問題は迫ってくる・・・

立ち向かえば、心も体も疲弊する・・・が、進もう・・・

私の決断は他者からみれば独りよがりなことなのかもしれない・・・

が、この道をすすむしかないではないか。

 

 

『人はパンのみで生きられない』

勉強だけで生きてはいけない・・・

が、目の前の壁から逃げている自分は小さく、愚かにしか自分には見えてこない・・・

どんな嵐の中でも、自分の声だけは聞こえてくるのであるから・・・

 

この勉強に対する『努力』こそがあなた方の財産になることは間違いない事実

自分を鍛えるためにも受験諸君、ともにあと残り半年頑張ろう!

皆さんの『覚悟』を私に見せていただきたい。

 

私は苦しさ、悲しさ そっくりまとめて『涙』は来春まで取っておくので。