ウルトラへの道Ⅱ⑭~立ち止ってはならない~

2016年06月19日

期末まで残り10日ほどになった。

しかしどうにもこうにも調子が上がってこない中三生たる四期生が数名出ている。

本人たちはけっして勉強になげやりになっているわけではないが、暗記に関する取り組み、特に文系科目に対する緻密さにかける行為が目につく。

 

この時期生徒に言うセリフは同じなのかもしれない。

が、受けての生徒は毎年異なる。

この当たり前のことが私自身をメビウスの輪の囚人との境界線上でこちらに側に踏みとどませている。だから声を大にして今年も伝えたい・・・

 

『立ち止まるな!歩き続けろ!』

 

勉強もスポーツも芸術も一長一短に進歩はしない。テレビや小説のようにいきなり試合で調子が最高に良くなることは現実には起こらない。練習でできないことは本番でもできはしない。だから、練習を続ける・・・その練習においても好不調の波はある。不調の方がおおいのである。それをわかっていても続けることである日突然いつもより体が軽いことに気づく・・・頭の切れ味が鋭くなっていることに目覚める・・・

これの感覚が楽しくなるときこそ、次への階段を進むことができる。

だから、しんどくても止まるな!

こんなことしてなんになる?  こんなこと知らなくても生きていける! と思っているのはあなた一人ではない。

けれど中学までの知識はけっして高等な教育ではない。生きるための基礎部分である。

暗記することは仕事の手順を覚えることに。計算を正確に早くおこなうことは仕事の手順、効率を考えることに・・・私自身今になって気づくことが多い。

定期もただの練習試合にすぎない・・・すくなくともこの塾での本番は高校入試である。

そこで笑顔で終えるには日々学習と定期考査を調子が悪くとも、こなしていかなければならない。

 

止まるなよ、牛歩としても歩き続けろ!

昨日の授業後特にこの思いを感じてしまった・・・

 

 

 

私自身も牛歩ではあるが進んでいる・・・残り496㎞。目標の半分はこなせた・・・これからは足し算から引き算へと感覚が変わる。

これもまた楽しい・・・