ウルトラへの道Ⅱ⑤~今日の限界~

2015年05月17日

さて、次の月曜日で一番早い斑鳩南中学校がテスト一週間前となります。中学二年生にとっては、転塾者以外は、塾という組織でむかえる最初の定期テストとなります。通常と違い、私は社会の指導も兼ねます。社会は、数学と違い、特に定期テストでは知識の量で結果は決まってしまいます。その点でいえば、定期テストの社会は一番対策しやすい科目ではあります。

しかし、いかんせん、生徒に知識がない 8-O ・・・『先生に言われなかった・・』『知らない・・・』
この返事の中にこそ、この子たちの一番の問題点が潜んでおります。

例えば、日付変更線が曲がっているわけですが、そのわけを誰もおかしいと思っていない・・・
そこに隠された意味を問いただそうとしない、これが一番社会科という科目の醍醐味なのに(;_:)

たしかに、それをささえる知識の無さが一番ではあります・・・
例えば昨日は県名のテスト。実は小学校五年生でマスターするはずの内容であります。
が、彼らに限らず、実に覚えていない生徒が多い。びっくりするぐらいであります(@_@;)・・・
県名も分からない生徒が、日本地理をわかるはずもなく、まずは知識を習得することからのスタートであります。

生徒も別にやっていないわけではないのです。しかし『覚えた――』と自分では思っていても、させてみると書けない・・・これは自分がどのくらい学習すれば、覚えられるかの体感の『ものさし』を持っていないことが原因です。

また、彼らは結果を出せない場面で、『一生懸命覚えたのに・・・』という、自分への限界論が漏れてまいります。しかし、中学生の限界論ほど、甘いものはないと私は思っております。彼らの『限界』は明日にはただの『通過点』となります。そのため、講師たちは怒る、叱る・・・と、いろいろな方法で彼らに対峙いたします。

私はただ黙って待ちます。出来た生徒を、なかば強制的に教室から出させていき、ただただ彼らの目の前で腕を組み、仕上がるのを待ちます。 :-?

彼らもいずれ気づきます。自分の暗記のものさしの長さを・・・そして

今日、自分の限界点だと思う場所は、

明日になれば、ただの通過点にしかすぎないことを・・・
暗記科目に対して、中学三年生は別として(この学年になれば全力で怒ります :twisted: )、中学二年生に対しても、私は安易な妥協は一切しませんが、黙って付き合うことはします。
この対策で、自分の暗記に関してのものさしを作ってください。

追伸
私も先週はトレーニング中、暑さと、自分の未熟な水分補給で、軽い脱水をおこし、頭痛とだるさにさいなまれましたが、上記通り、これを通過点ととらえ、明日へとまた向かっております。

しかし、この脱水になると、本当にめんどくさい(;一_一)

残り774㎞・・・私の修行もまだまだ続きます。