10月 最後の日曜日
ここ数日の晴天が嘘のようにどしゃ降りの日曜日であります・・・
中間テストの結果も一通りそろい、幸いにも夏前から入塾してくれた二名の中学二年生はいままでより成績をあげることができて安堵したしだいである。
せて最近とみに不安に感じていることがある・・・
近年各中学校か生徒に出している個人生成表の度数分布の異変を当の学校ではどのように感じているのであろうか・・・
本来の度数が描く正規曲線とはかけ離れた状態を見かけることがある。
教科ごとではなく、五教科合計であるから問題視してしまうのである。
本来一番に集中しているべき中位層の生徒がおらず、上位層と下位層に二分している分布状態のことである。
その学校の授業中の様子をイメージすると決して楽しいイメージがわいてこないのである。
いろいろな生徒がいて、その中でいろいろな出来事を経験し、体得してこその集団行動である。
手を抜けば生成は下がり、逆に気張れば目に見えて結果として現れる・・・これを体感することで‘しなければならない義務感に支配された学習’に新たなる側面を見いだすことになる。
その一番の中心にいるべき中位層の生徒がいない・・・・この事をもっと学校側も重大視してほしい。
過去には、中学校でありながら成績不振の生徒には補習授業をおこない取り組んだ現場の先生もおられた・・・最近ではそんな話も生徒から漏れてこない・・・寂しい限りである・・・
さて、一年前と異なり生徒の人数を気にすることなく迎える11月。
一年前はこのような穏やかな心持ちで迎えることができなかった。が、今年は今日の雨音さえ心地よい・・・
足を地につけ、生徒だけに集中する月にしたい。(^^ゞ