はじめの一歩

2014年03月22日

公立一般入試の当日得点がほぼ集まりつつあります。

きわどい!と冷や汗がにじむ場合もありますが、なかなかの高得点もあります。

いずれにせよ僕が予想していた各高校の合格ラインと大きなずれはありません。今年は上位校の多くが稀に見る高倍率になった特殊な年だったわけですが、合格最低ラインが大幅に上方推移しているわけではなさそうです。もちろん教科によっては難易度がかなり高くなった影響もあるのでしょうが、受験指導は間違っていなかったと思います。

もちろん結果論ではありますが、倍率に関係なく高い合格可能性が望め、かといって弱気すぎないギリギリのラインをあだち塾では把握しています。

とはいえ、あくまでも数字は数字という側面もあります。何より勇気を持って前向きに努力し続けた塾生たちに改めて敬意を表します。

そして嬉しい結果の人も、くやしい結果になった人も、今から新しい生活が始まるのです。何も終わったわけではありません。一つの通過点は越えましたが、これから始まる高校生活をきっと実りあるものにしてください。燃え尽きた気分にならないでください。今より先にしか光はありません。

さて、新二年生の英語ですが、単語を覚えることが習慣化していない生徒もいます。英語はまず一定程度の単語力があってこそ伸びる教科です。単語をある程度苦痛なく暗記できること、つまり単語を覚えることが習慣化されていないと英語では学力の向上はありえません。

「みるみる英語がわかるようになる~」なんて都合のいい魔法はこの世にありません。「そのうちやる気出したらめっちゃ成績上がるもん」というのは幻想です。「やる気スイッチ」なぞ生物にはついていません。いわんや他人に「やる気スイッチ見つけてもらおう」などと虫がいいにもほどがあります。「やる気」はあくまで主体的に発揮するものです。だからこそ僕はやりとげた生徒に敬意を表せるのです。暗記などの地道な努力を継続的に続ける先にしか分厚い学力はつきません。それは断言できます。スポーツでもストレッチや筋トレが日常化していない選手が試合だけ活躍できるなんてありえないでしょ。まずは正しい筋トレの仕方、英語では単語の暗記の仕方を身につけましょう。手伝いますよ。徹底的に。

先ははるかに長いです。しかし地道なトレーニングを嫌がっていてはいつまでも同じ場所に立ち止まることになってしまいます。まずは、はじめの一歩を踏み出すところから始めましょう。あなたの先輩たちも日々踏み出し続けてきた、その一歩を。